ウィッグの毛をツンツン立たせたい…
ポニーテールを上手く作りたい…
オールバックに流したい…
などなど、ウィッグ加工のヒントを集めました!
ウィッグの毛をツンツンに立たせたい。

1.カットしたウィッグ全体にワックスを揉み込みます。

 

2.立てたい毛束をブロックごとに分け、一束ずつハードスプレーを使用し固めていきます。

 

3.ハードスプレーが乾かないうちに、ドライヤーの温風を根元からかけます。

 

4.2~3を繰り返し、最後に全体のバランスを整えた後、再びハードスプレーを固めたい毛束全体に吹きかけ、ドライヤーで乾かします。

 

※耐熱ウィッグでも、あまり長時間同じ場所に温風を当て続けていると、ウィッグが溶けてしまうことがありますのでご注意下さい。

ウィッグの毛をバックに流したい。

1.ウィッグ全体の毛を上記要領で立たせます。
(Q.ウィッグの毛をツンツンに立たせたい参照)
もしくは後ろに流した後、不自然に見える前髪部分を以下の要領で加工します。

2.ウィッグをカットした際に出る不要な毛束を使用し、ひとつまみ程を目安にワックスを練り込んでおきます。

3.毛束が解れないよう、毛先をボンドで固めます。

4.必要な数だけ毛束を作り、前髪の生え際に沿ってボンドで接着していきます。

5.全体のバランスを整えたら、仕上げに全体にハードスプレーを吹きかけ、ドライヤーで乾かします。

ウィッグのボリュームを抑えたい。

1.ウィッグをマネキン被せます。(アイロン台の上でも可)

2.アイロンを化繊用の温度設定(150~170℃)にして、ボリュームを抑えたい部分にアイロンを押し当てます。

3.アイロンを当てた部分が冷めるまでしばらく待ちます。

4.ボリュームを抑えたい部分に2~3を繰り返し行うとウィッグのボリュームが抑えられます。

※アイロンの設定温度が高いとウィッグが溶けてしまうことがありますのでご注意下さい。

ウィッグをポニーテール状にしたい。

1.結いあげる部分にワックスを揉み込みます。絡みやすいロングタイプの場合は、ウィッグを半乾きの状態で加工すると、 乾燥時よりは絡みにくくなります。

2.結び目の位置まで、上から少しずつウィッグをまとめていきます。

3.この時、後頭部が盛り上がってしまう場合は、ヘアピンを使用し、固定しながらまとめています。

4.ウィッグをまとめたら、3で固定している後頭部全体にハードスプレーを吹きかけ、ドライヤーの温風で乾かします。

5.後頭部のウィッグが固まったのを確認したら、ヘアピンを外し、再びハードスプレーを吹きかけ、ドライヤーで乾かします。

耐熱ファイバーを自分で好みの色に染色したい。

当店の耐熱ファイバーウィッグは化学繊維用の染料(コールダイホットやコールダイオール等)を使用して綺麗に染毛が出来ます。

※非耐熱ファイバーのウィッグは染毛できません。染毛方法は染料を説明書をよくお読みになり、やけど等に注意して行って下さい。

下記は染毛の一例です。

1.鍋に水を入れ、コールダイホットを規定量の2倍溶かします。

2.食酢を規定量の2倍入れます。

3.ウィッグを入れ、鍋が沸騰する手前くらい(95度前後)まで温度を上げます。 ※沸騰させてしまうとウィッグの毛が絡む事があるので注意。

4.15~20分、加熱しながら温度を保ちます。 ※あまりウィッグをかき混ぜたりすると絡むので注意。

5.加熱をやめ、ウィッグを取り出して冷水で洗います。 ※ウィッグを取り出だす際、火傷に注意!

もし、染毛によりカールや変なクセが付いてしまったら、ストレートアイロンやドライヤーを使用してカールやクセを取って下さい。 この方法で染めますと色落ちは殆どせず、確実に染まりますので是非お試し下さい。

無料でウィッグスタンドを入手する方法。

ウィッグを加工する際に必要なのがウィッグを被せておけるウィッグスタンドです。ウィッグスタンドは当店でも販売していますが、無料でしかも最適なウィッグスタンドを入手する方法があります。

それは理容室、美容室でカットやパーマの練習で使用済みになった「カットウィッグ」(写真のモデルヘッド)をお店でもらって来る事です。このカットウィッグは人間の頭に近い形で作られていますので、ウィッグを保管する時に型崩れを防ぐ為に被せておいたり、ウィッグを加工する際にはとっても重宝します。

行き付けの理容室、美容室に「練習で使用済みになったカットウィッグありませんか?」って聞いてみましょう。
お店も使用済みのカットウィッグは廃棄するだけなので普通は無料で譲ってくれると思います。スタッフの多いお店だと一度に複数のカットウィッグがもらえる事もあります。

そのもらってきたカットウィッグの毛が長ければ鋏でカットしてウィッグを被せると立派なウィッグスタンドになります。