【用意するもの】
105cmのロングウイッグ
ウイッグと同じ色のバンス×2
厚さ1cmほどの発砲スチロール
クリアファイル×5
ハサミ
ドライヤー
クッキングシート
ワックス
ボンド×8
瞬間接着剤×3
ヘアスプレー(ハード)×2
グルーガン
5mmほどの針金
強力な両面テープ
ウイッグをブロッキングするためのヘアゴム
青ゴム
【ウイッグ全体の形について】
今回制作しました浪川は一言では言い表せない、複雑な形をしております。
これからどこを作っているのか分からなくなる恐れがありますので簡単にですが解説いたします。
浪川は左右非対称です。
前髪は左側に寄っており、もみあげがあります。
後頭部は太くてなめらかな曲線で、そこから
左右にそれぞれ3本ずつトゲのような部分が
あります。
後ろ髪は少しの量を残して前に来ており、頬に
ぴったりとくっついています。
おでこに青い紐?があり、これは青ゴムで作ること
にします。
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@
ロングウイッグを肩につく位までカットします。
切った毛は後で毛束として再利用しますので、捨てないでください。
(この写真ですと左側が切る前、右側が切った後です)
切り終わったら軽くブラシで整え、前髪をブロッキングし、ヘアゴムなどで縛っておきます。
―――@の部分を作っていきます。――― |
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A
ウイッグ後ろ側の加工する部分にふかしを作ります。
終わったらワックスをもみ込み、スプレーをかけておきます。
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B
発砲スチロールを三角形に切り、@を作る部分にグルーガンで固定します。 |
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C
発砲スチロールの上にボンドをつけて周りの毛で覆います。 |
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ボンドが固まるまで先の部分をヘアゴムなどで縛っておきます。 |
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D
反対側も同じように繰り返します。 |
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―――Aを作っていきます―――
E
左の図のようにクリアファイルを切り発砲スチロールをグルーガンで付けます。
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F
Eをつむじのあたりにグルーガンで固定します。
上手く固定できない時や、高さや角度が足りない時は発砲スチロールを追加します。 |
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G
Fよりもやや短めのEをもう一つ作って後頭部につけます。 |
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H
貼り付けたEにボンドを塗り、周囲の毛を重ねていきます。 |
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I
発砲スチロールを切り、Hの上にグルーで接着します。
その上にまたクリアファイルを重ねて接着し、ボンドを使って切った毛束を乗せていきます。
満足のいく厚みがでるまでこの作業を繰り返します。
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―――B (前髪)を作っていきます―――
J
Eをもう一つ作りつむじあたりに接着します。
その上にボンドを塗り、周りの毛を乗せます。
更にボンドを塗り、切ってとっておいた毛を前髪から後ろ髪まで丁寧に乗せていきます。こうすることで前髪と後ろ髪の合体した、つむじの無い髪型が出来上がります。
ここでスプレーとドライヤーを使うとカチカチに固まります。
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―――Cを作ります―――
Kクッキングシートの上にボンドを出し、切ってとっておいた毛束を乗せます。
毛量の多いものと少ないものの2種類をできるだけたくさん作っておくと便利です。
乾くのに半日ほどかかりますので時間が無いときは早めに作っておくことをオススメします。
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L
紐の位置に気をつけながら後頭部の細かい部分を作っていきます。
(この写真だと紐の部分に白いゴムを仮留めしてあります。) |
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もし毛が足りない場合は毛束Kで作った毛束を左の写真のように切って貼ります。 |
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―――空洞を埋める―――
M
Aの空いたところを埋めて完成させていきます。
形を考えてクリアファイルを切り、グルーガンで接着します。
うまくいかない時は発砲スチロールも使います。 |
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N
Mのクリアファイルの表面にボンドを塗り、切ってとっておいた毛を何回かに分けて貼り付けていきます。 |
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―――えりあし部分を作る―――
O
後頭部にバンス×2をとりつけ、適当な長さにカットします。
肩から前にくる部分と後ろに残しておく部分に分けておきます。
クリアファイルを4つ用意し、それぞれにボンドを塗り、ブロッキングしたバンスの毛を貼り付けます。 |
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(←固まったのでクリアファイルをとったものです)
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P
ボンドが乾いたらクリアファイルで後ろに残しておく部分はヒレのような形にハサミでカットします。 |
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Q
えりあしから前にくる部分の内側に強力な両面テープをつけた針金を貼り、好みの形に曲げます。 |
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R
細かいところを調整したり、バランスを考えながら毛を盛ったりして完成です。 |
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