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ご使用ウィッグ:CW1BZ
◆ご本人による図解解説◆
【用意するもの】
・フルウィッグ2つ(黒・60cm/紫・40cm)
・バンス1つ(紫)
・逆毛用コーム(100均とかに売ってます)
・ハードスプレー
・ドライヤー
・Gボンド(透明タイプのもの)
・水のり
・縫い糸と針
・ハサミ
@ツートンウィッグを作る
前後で2色に分かれたツートン頭を作ります。
フルウィッグを裏返してネットに絶ち切り線を書き、それぞれ切り出してひとつに縫い合わせます。
(このとき、毛束と毛束の間を切ると綺麗に切り出せます)
Aボリュームを増やす
前髪の紫の部分の毛量が少ないので、使わなかったほうのウィッグを分解して毛束を切り出していきます。
切り出した毛束は手縫いで縫い付けていき、もとの2〜3倍くらいの毛量になるまで延々と切り出して縫うのを繰り返します。
グルーガンなどを使う方法もありますが、今回は立ち上げの加工があるのでひっぱっても取れないように縫い付けにしました。
(この作業が地味に大変です…。)
B立ち上げ加工
前後どちらからセットしても良いと思うのですが、今回は後ろの黒いほうからセットしました。
長さが60cmと長いのでまずは肩下くらいの長さまでカット。カット後に出た毛はあとでボリュームを出したり表面を整えたりするのに使うのでとっておきます。
キャラの資料を見ながら毛を立てる位置や量をみてゴムやクリップでブロッキングをしたあとに1個ずつ房を作っていきます。
☆房の作り方
毛量が多すぎるとうまく立たないので根本に梳きバサミを入れて軽くしておきます。
逆毛コームで根元にがっつりふかしを入れたあとハードスプレーを振ってすぐにドライヤーをして固めます。(ふかしを入れた後、表面を軽くコームで梳かすと汚くならないです)
スカスカになっているところがあるので、そこにさっきとっておいたカット後の毛を丸めて入れ、その上から毛玉を隠すように毛束をGボンドや水のりで貼っていきます。
この方法は、スチロールやボードを仕込まずに立体的にボリュームが出せるのでよく利用しています。
黒、紫どちらも同じように立ち上げて房を作り長さを整えます。
毛先は割れてきてしまったりするのでGボンドでまとめます。
紫の部分はフルウィッグぶんの毛束をまるまる前髪に縫い付けてしまっているので、バンスから毛玉や貼る用の毛束を切り出します。
C生え際づくり
下敷きやクリアファイルに毛束を置き、軽くハードスプレーを振って散らばらないように板状(?)にします。
ウィッグの生え際に毛束を張り、Gボンドで形を整えます。
D仕上げ
最後に全体にしっかりハードスプレーを振ってドライヤーで固めます。
Gボンドを使用した箇所が白くなってしまったりする場合があるので、そこは油性マジックやコピックなどで塗ると綺麗です。
とにかくどこから撮っても大丈夫なように、立体感を意識して作りました。空洞があると崩れたり潰れたりしやすいので中に毛玉を詰めて丈夫にしてます。(その分重さはあるのですが…)